血管新生緑内障(けっかんしんせいりょくないしょう)の治療法
汎網膜光凝固術(はんもうまくひかりぎょうこじゅつ)(PRP(ピーアールピー); panretinal photocoagulation)
基本の治療です。網膜にレーザーを照射して新生血管ができるのを予防します。できてしまった新生血管を減らす目的でもおこなわれます。
抗VEGF(ブイイージーエフ)薬(アイリーア®)
VEGFの働きを抑えて新生血管を縮小させることにより、眼圧(がんあつ)を下げる目的で投与されます。
前緑内障期におけるアイリーア<sup style="font-size:0.8em;">®</sup>の有効性および安全性は確立していません。
そのため、前緑内障期に対してアイリーア<sup style="font-size:0.8em;">®</sup>の使用は推奨されません。
薬物療法(眼圧下降点眼薬、全身性眼圧下降薬)
眼圧を下げる目的で投与されます。局所作用の点眼薬、または全身性の薬があります。
緑内障手術(線維柱帯切除術(せんいちゅうたいせつじょじゅつ)、チューブシャント手術、毛様体凝固術(もうようたいぎょうこじゅつ))
房水(ぼうすい)の流れを改善させる、あるいは、房水の産生を低下させることにより、眼圧を下げる目的で行います。
硝子体手術(しょうしたいしゅじゅつ)
硝子体に出血がある場合などに行われることがあります。硝子体出血の除去や硝子体の切除をおこないます。