DMEの診断
糖尿病黄斑浮腫の分類
DMEの病態は多彩であり、分類も複数あります。
1.局所浮腫とびまん性浮腫
黄斑浮腫の範囲・病態・重症度を反映した分類。一般に浮腫が限局して存在している場合を局所浮腫、浮腫が黄斑全体に広がり、嚢胞様浮腫を伴うような重症な病態をびまん性浮腫と解釈。
2.OCTによる分類
OCTにより糖尿病黄斑浮腫をスポンジ様網膜膨化、嚢胞様黄斑浮腫、漿液性網膜剝離に分類。
3.Clinically significant macular edema(CSME)
米国のETDRSが、米国で糖尿病浮腫の光凝固術の臨床研究を行った際に定義した黄斑浮腫の分類で、眼底所見、特に網膜肥厚と硬性白斑の状態から光凝固によって治療すべきDMEであるCSMEを定義。
4. 国際分類
2002年にAmerican Academy of Ophthalmologyより提唱された国際糖尿病網膜症分類が提唱された際に定義された分類。
専門医のための眼科診療クオリファイ 16:糖尿病眼合併症の新展開. 白神 史雄編, 中山書店, 2013, p94-102
糖尿病網膜症診療のすべて. 吉村 長久ほか編, 医学書院, 2013, p139-140
糖尿病黄斑浮腫の診断
DMEは、視力検査、眼底検査、フルオレセイン蛍光眼底造影(FA)やインドシアニングリーン蛍光眼底造影(ICGA)などの蛍光眼底造影検査、光干渉断層計(optical coherence tomograph:OCT)検査所見によって診断します。
黄斑浮腫の診断は黄斑部網膜の肥厚をもって決定しますが、これまでの眼底検査や立体眼底写真による診断から、OCTを用いた明確な診断に替わりつつあります。