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アイリーア(2mg)によるROP治療

アイリーア(2mg)の承認された効能又は効果(抜粋):未熟児網膜症*

アイリーア(2mg)の承認された用法及び用量(抜粋):
〈未熟児網膜症〉
アフリベルセプト(遺伝子組換え)として1回、0.4mg(0.01mL)を硝子体内投与する。なお、必要な場合は再投与できるが、1ヵ月以上の間隔をあけること。

*

本適応症は「アイリーア®硝子体内注射液40mg/mL」の効能又は効果として承認されています。「アイリーア®硝子体内注射用キット40mg/mL」の効能又は効果としては承認されていません

本ページでは「アイリーア(2mg)」を「アイリーア」と記載しています。

ROPは早産に伴う低出生体重児に発症する疾患であり、重篤な視力障害や失明を引き起こすことがあります

ROPの病態 ROPによる網膜剥離

ROP(retinopathy of prematurity):未熟児網膜症
VEGF(vascular endothelial growth factor):血管内皮増殖因子

ROPでは無血管領域が虚血状態となってVEGFの放出が亢進し、網膜血管成長先端部で異常な血管の新生と増殖が起こります1)

ROP stage4、5および対照眼における房水中VEGF濃度2)

ROP stage4、5および対照眼における房水中VEGF濃度2)

1)東範行(編): 未熟児網膜症, 三輪書店, 2018 第1章
2)Nonobe NI, et al.: Retina. 2009; 29: 579-585.

ROPの治療において、アイリーアはVEGFによる異常な血管の増殖を抑えることで、正常な血管の伸展を促すことを目的としています

異常な血管の増殖と、アイリーアにより退縮するイメージ図

*1 血管内皮増殖因子受容体1(vascular endothelial growth factor receptor 1)
*2 血管内皮増殖因子受容体2(vascular endothelial growth factor receptor 2)

監修:産業医科大学 眼科学教室 教授 近藤寛之 先生


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